2014年6月15日日曜日

月経カップの使い方 (1) 折りたたむ


月経カップの使い方、といきなり言われても、「何、それ?」という方がまだまだ多いですよね。実は欧米ではもうすっかり定着してる生理用品なんです。タンポンや使い捨てケミカルナプキンに使われている化学物への危機感が高まる中、月経カップへの需要がグンと伸びていて、欧米ではもうあたりまえ、のツールです。前回の記事「月経カップはヘルシーで快適な生理用品」もご参考くださいね。

さて、その使い方ですが、まずはぬるま湯と無香料せっけんで手とカップを洗う事からはじめます。それからカップを両手にもって、まず中の空気を抜くような要領で平にします。そこから折りたたんでいくのですが、写真の折り方はパンチダウンと呼ばれているもので、着物を胸の前で合わせるように、少しずらした感じで折りたたみます。

こうすると上部が約1cmくらいの直径になりますので、利き手でカップをもち、もう一方の手はグーチョキパーのチョキのカタチにして、膣の入り口部分に添えながら、ゆっくり尾てい骨の一番終わりの部分に向けてななめに挿入していきます。

指先が少し中に入るので、最初は抵抗があるかもしれませんが、これも慣れのもので、月経カップの快適さに比べれば、指先が汚れることはさほどのことではない、と感じる方が大多数です。 挿入する深さは、人によって膣内の奥行きの長さが異なりますが、タンポンよりはずっと低い位置にあるものなので、取り出せなくなる、という心配はありません。

挿入後は、カップの底をつまんだまま、軽く回すようにしてカップが中で開いた事を確かめます。最初は分かりづらいかもしれませんが、そんな時は人差し指を膣内とカップの間に挿入し、カップの周りをぐるりと一周してみると、きちんと開いているかどうかがわかります。慣れてしまえばそんな必要はありません。

自転車に乗るのと同じで、最初は要領がつかめないかもしれませんが、あせらずに、気長にトライしてみていただくと、生理の1−3サイクルの 内にはコツがつかめてきます。自分のカラダにあった月経カップ、特にソフトなシリコンでできているスクーンカップのようなタイプは、きちんと挿入できていれば、まったくつけていないのと同じように異物感がありません。生理を忘れるくらい快適なので、ぜひ試してみてください。

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